日本の住宅平均寿命が30年前後と言われる今日ですが、 元来日本の住まいの寿命はそんなに短いものではありませんでした。住まいばかりではありません、着物や箪笥、その他の道具など祖父母から受継がれる物が沢山ありました。また、物ばかりでもなく、知恵や工夫も一緒に受継がれてきたのでした。
核家族化が進み、大量生産・大量消費の時代が到来し、 多くの文化がこの世から消え去ろうとしています。
古くから日本にある、物を大切にしその物の最期まで付き合う知恵も失われつつある文化のひとつかもしれません。