日本家屋の内装

造形という姿勢

大極柱(大黒柱)

近頃めっきり大黒柱の存在をお忘れではないでしょうか?家の中の大黒柱は、家そのものを支える大切な構造材として、その家の象徴としてそこに住まう家族に敬われていました。大黒柱は、朝夕と磨き大切にされていました。そのように、手を掛けることによって、自然と愛着も深まっていったのではないでしょうか。

近頃の物は、メンテナンスフリーだったり、簡単に部品が変えられたり、非常に便利になっています。しかしその為に、物を大切にするという心をどこかに置き忘れてきているような気がしてなりません。「一家の大黒柱」という言葉もあるように、大黒柱は家族の象徴でもあったのです。現代の住まいは現代の家族の象徴です。あなたなら、どんな住まいに暮らしたいですか?

日本家屋の外観